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ITパスポートは知識ゼロから1ヵ月で取れます

悩む人
ITパスポートは本当に1ヵ月で取れるのかな?

このような疑問を抱いている人に今回はITパスポートを1ヵ月で取る方法とコツをご紹介します。

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本記事の内容

  • ITパスポートの試験内容と難易度
  • 1ヵ月で合格するスケジュールの立て方
  • 短期間で合格するコツ

ITパスポートは知識ゼロから1ヵ月で取れます

引用: 情報処理推進機構 試験区分一覧

ITパスポート試験は情報処理技術者試験のレベル1の国家試験であり、入門者向けとなっています。

 

それゆえ受験者層は非常に幅広く、高校生から社会人まで受験している試験です。

 

ITパスポート試験の勉強時間は一般的に100~200時間程度と言われていますが、1ヵ月程度の短期間で勉強することにより50時間程度に縮めることができます。

 

ITパスポート試験は暗記項目が非常に多く、暗記が得意な人であればさらに縮めることも可能です。

 

また、「ITの前提知識がないと短期間での合格は難しいんじゃないの?」と思う方もいますが、下記のITパスポートの受験者データを見ると高校生でも受験している人がおり、さらに詳しい統計情報を確認すると高校生で見事に合格している人がいることが分かります。

 

引用: 情報処理推進機構 ITパスポート応募者データ

 

さらに詳しく

高校生でもITパスポートに合格する方法については下記の記事をご覧ください。

ITパスポートは高校生でも取れるの?【高校生でも十分取れます】

悩む人ITパスポートは高校生でも合格することはできるの? 悩む人高校生でITパスポートに合格するとどういうメリットがあるの?   という方に今回はITパスポートの魅力と難易度を解説いたします ...

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ココがポイント

ITパスポートは入門者向けの国家試験

1ヵ月という短期間で勉強する場合は50時間程度に勉強時間を縮められる

高校生でも合格している人が存在しており、ITの前提知識がなくても問題ない

 

試験概要

試験形式・試験日

ITパスポート試験はCBT(Computer Based Testing)方式と言われるパソコンによって行われる試験です。

 

試験会場は全国にあり、各試験会場ごとに試験日時・空席状況が違います。

 

3か月先まで受験申込ができるので、情報処理推進機構HPの試験開催状況一覧からご確認ください。

 

出題内容

項目 内容
試験時間 120分
出題数 100問
出題分野 ストラテジ系(経営全般):35問程度

マネジメント系(IT管理):20問程度

テクノロジ系(IT技術):45問程度

合格基準 合格基準:1000点満点中600点以上

分野別評価点:各分野3割以上の得点

試験方式 CBT方式:コンピュータに表示された問題をマウスとキーボードで解答

 

シズ
合計点が600点以上であっても分野別で3割以下があれば不合格になります

 

合格率

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和元年 103,812人 56,323人 54.3%
平成30年 95,187人 49,221人 51.7%
平成29年 84,235人 42,432人 51.7%
平成28年 77,765人 37,570人 48.3%
平成27年 73,185人 34,696人 47.4%

 

シズ
ITパスポートの合格率はだいたい50%前後ですね

 

試験日までのスケジュールが重要

ITパスポートに1ヵ月で合格するためにはスケジュール管理が非常に重要です。

 

特にインプットとアウトプットの比率を意識して勉強することが大事です。

 

今回はスケジュールを作成する手順をお教えします。

 

スケジュール作成手順

  1. まずは過去問を一度解いてみて「ゴール」を意識する
  2. インプットを1週間で終わらせる
  3. とにかくアウトプットに時間を掛ける

まず過去問を一度解いてみて「ゴール」を意識する

ITパスポートを短期間で取得するためにはまず「ゴール」がどのくらいなのかを知る必要があります。

 

そのためには過去問を1度解いてみてください。まだ勉強を始めていませんので全く解けなくても問題ありません。

 

そうすると、高校や大学で学習した内容が少し出題されていたり、社会人の方は仕事で使っているツールやシステム、または聞いたことのある単語が数問出題されていたりします。

 

IT企業に勤めている方は既に合格点に近い点数が取れるかもしれません。

 

初めてITパスポート試験に臨んで数百点取れた場合はもう合格はすぐそこです。

 

ITパスポート試験はそもそも「社会人が共通の知識として持っているべきITの基礎的知識」が問われる試験であるため、知っている単語が出題されてもおかしくありません。

 

解いてみると暗記項目が多く、たまに計算問題が出題されるということが分かると思います。

 

実際にテキストや問題集を解き始めると暗記項目が非常に多く、様々な単語が出てきます。

 

ITの分野はカタカナの単語やアルファベットの単語が非常に多く、取っつきにくい印象を抱くかもしれません。

 

ポイント

1ヵ月で合格したい場合は分からない単語を丸暗記する覚悟で勉強に臨む必要があります。

 

短期間でITパスポートに合格したい場合はどうしても体系的に理解するより得点を稼ぎに行く勉強法をしなければなりません。

 

丸暗記することにより後から相互のつながりやどのようなシステムや状況で使われるものなのか理解できる瞬間が来ます。

 

その時を信じてまずは暗記することを肝に銘じて勉強に臨んでください。

 

重要ポイント

一度過去問を解いてみて「ゴール」がどのくらいにあるのか感覚をつかむ

学校で習った内容、会社で使用しているシステムや考え方が出題されることもある

分からない単語は丸暗記する

インプットを1週間で終わらせる

ITパスポートのインプットは1週間で終わらせることをお勧めします。

 

ITパスポートを短期間で合格するためにはいかに早くインプットを終わらせるかにかかっています

 

インプットはテキストと問題集で行い、1週間で1周するようにペース配分をしながら勉強します。

 

そして、インプットの際に使用するテキストはなるべく薄くて分かりやすいものを選んでください。

 

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テキストと問題集がセットになっていて、解説が親切で分かりやすいのが特徴です。


ポイント

テキスト選びは「ITパスポートの試験範囲を網羅しているか」ではなく、「要点を押さえていて1週間で終わらせられるか」という視点で選ぶ

とにかくアウトプットに時間を掛ける

インプットを1週間で行い、たとえ理解が50%程度であっても残りの時間はアウトプットに進んでください。

 

ポイント

アウトプットは過去問で行い、分からない問題については解説を読んでその場で覚えるか、テキストに戻って確認してください。

 

ITパスポート試験は入門者向けの試験ですが、試験範囲が広く、そこまで深い知識は問われないという特徴があります。

 

しかし、初学者が勉強を始めると「試験範囲が広くて覚えきれるか心配」という印象を抱くと思います。

 

確かに試験範囲は広いですが、頻出の単語や用語は限られています。

 

アウトプットで過去問を解き続けると当然ながら頻出の単語や用語は何度も登場しますので、それらは暗記するようにしましょう。

 

合格のコツ

1ヵ月でITパスポートに合格するためにはある程度テクニックが必要ですが、ここでは最低限これだけは知っていてほしいというコツをご紹介します。

 

ダブル受験のメリット

1ヵ月必ずやり切る覚悟を持って臨む

アウトプットは必ず過去問で行う

本試験はパソコンで受験するため、1度はWebサイトの問題などをパソコン上で解いてみる

1ヵ月必ずやり切る覚悟を持って臨む

ITパスポート試験に1ヵ月で合格しようとする場合はどうしても1日当りの勉強時間が長くなります。

 

そのため、勉強に対するモチベーションの維持がカギになってきます。

 

勉強仲間などのモチベーションを維持する方法があれば安心ですが、それらがない方は日々の生活習慣の一部としてしまう(通勤・通学時間に勉強する・昼休みに勉強するなど)というやり方がお勧めです。

 

シズ
期間で合格するためにはある程度覚悟が必要です

 

アウトプットは必ず過去問で行う

過去問を解き続けていると「あれ?、この問題見たことあるな…」ということが多々あります。

 

ITパスポート試験の特徴でもありますが、必ず過去問から何問か出題されます。

 

独学のコツ

過去問を数年分解いてから本試験に臨むと一瞬で解答できる問題が何問かある状態になり、他の受験者と差をつけることができます。

 

シズ
過去問から何問かそのまま出題される傾向はITパスポート以外の情報処理技術者試験も同じです!

 

また、ITパスポートは暗記項目が多いため、分からない単語を理解するよりも「こういうものなんだ」という形で丸暗記してしまう方が早く得点につながります。

 

理解はさまざまな単語や用語を暗記しているといつか相互のつながりが分かるようになりますので、1ヵ月での合格を目指す場合はとにかく暗記することに力を入れましょう。

 

過去問はこちらがおすすめ

イラストや図を使用していて解説が分かりやすく、筆者も愛用しているシリーズです

 

ココがポイント

アウトプットは必ず過去問で行う

本試験には過去問から何問か出題される

暗記項目が多いため、分からない単語は丸暗記してしまう

 

シズ
スキマ時間や通勤・通学時間を活用できれば合格がグッと近くなりますね!

 

本試験はパソコンで受験するため、1度はWebサイトの問題などをパソコン上で解いてみる

本試験はCBT方式というパソコン上で問題を解く方法で行われます。

 

これまで紙の媒体のみで問題を解いていた方はいざ本番で戸惑うことになるかもしれません。

 

試験直前でも問題ありませんので、1度はパソコンで問題を解くことをおすすめします。

 

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さらに詳しく

ITパスポートの問題を演習できるサイトは下記の記事で紹介しています。

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ITパスポートは情報処理技術者試験の入門者向けに位置していますが”国家試験”です。

 

この情報処理技術者試験は国のIT人材育成に関する指針を根拠に作られており、昨今のIT人材が不足している傾向にある日本ではこの国家試験を突破した人材は非常に重宝されるでしょう。

 

さらに詳しく

IT人材不足に関する情報は下記の記事にまとめております。

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また、ITパスポートは非常に知名度が高く、就職・転職・進学時にアピールポイントとして使えます。

 

経済産業省の発表資料によると少なくとも10年以上はIT人材が不足する予想であるため、長く活躍できる人材になるでしょう。

 

本記事のポイント

ITパスポートは1ヵ月で合格可能

とにかく過去問を解き、分からない単語や用語は丸暗記する

インプットは1週間で終わらせ、アウトプットに時間を掛ける

 

シズ
皆さんの合格をお祈りしています。
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シズ

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