ITパスポートとは情報処理技術者試験のレベル1に位置する資格であり、国家試験です。
難易度もIT初心者向けとなっており、IT系の資格を取りたい方はまずここから勉強する人も多いでしょう。
今回はそんなITパスポートの試験対策講座について特徴別にご紹介します。
本記事の内容
- 各ITパスポート講座の特徴
- 各ITパスポート講座の費用
- 講座選びのポイント
おすすめ通信講座
- STUDYing
- フォーサイト
- たのまな
- ユーキャン
講座費用の安さNo. 1STUDYing
基本情報
- ITパスポート合格コース 7,920円(税込)
- サービス開始:2008年
講座の特徴
- 講座費用が非常に安い
- スキマ時間を最大限に活用
- 難しい用語も効率よく暗記
講座費用が非常に安い
STUDYingの一番の特徴は講座費用の安さです。
他の通信講座や通学講座と比べても圧倒的な安さを誇っています。そのため、あまりお金を掛けられない学生の方や新社会人の方々に愛されている講座となっています。
無料で初回の講座を受講できるサービスもあるため、少し不安を感じている方はまずお試しで受講してみてはいかがでしょうか。
スキマ時間を最大限に活用
この講座では通勤・通学時間や昼休みなどの「スキマ時間」を活用することに重きを置いています。
STUDYingの講座は映像講義となり、1.5〜2倍速で再生することができます。一つの講座が15〜30分程度で構成されており、復習の時でも倍速再生などを活かせば効率よく学習することができます。
さらに音声講義やスマホで学習できる「スマート問題集」などもあり、短期間で合格したい人にもおすすめの講座です。
難しい用語も効率よく暗記
この講座には頻出キーワード集が付いており、専門用語などを効率よく暗記することができます。
ITパスポート試験の試験範囲には難しいIT用語が多く含まれており、初めてIT系の資格試験の勉強を始める人には少し抵抗感があるでしょう。
そのような方でも重要論点や頻出用語をしっかり押さえて着実に得点できるよう設計されています。
独自のeラーニングシステムで効率よく学習フォーサイト
基本情報
- ITパスポート スピード合格講座 16,800円(税込)
- 1993年創業
講座の特徴
- 重要論点を短時間で反復
- "ManaBun"で効率よく学習
- 合格率90.2%を記録
重要論点を短時間で反復
フォーサイトでは「合格ラインを超えること」を最優先目標としており、重要論点を凝縮したテキストになっています。
重要論点・頻出論点の反復学習を想定しているため、テキストは可能な限り薄くなるよう設計されており、さらに見やすさを重視したフルカラーとなっています。
合格得点をしっかり確保する学習内容にしっかり導いてくれる講座です。
「ManaBun」で効率よく勉強
フォーサイトでは独自のeラーニングシステム「ManaBun」が用意されています。
講座を受講するとフォーサイトが開発したeラーニングを利用することができ、スマホなどで問題を解いたり学習スケジュールを自動作成することもできます。
単元毎に区切られた講義内容も閲覧することができるため、あなたの学習をしっかりサポートしてくれるでしょう。
合格率90.2%を記録
2020年度のフォーサイトのITパスポート講座受講生の合格率は脅威の90.2%を記録しました。
全国平均の合格率は58.8%であるため、非常に高い合格率を叩き出していることがわかります。
しっかりとした学習サポート・ポイントを絞ったテキスト構成・無理のない学習スケジュールの作成などがこの結果を出しているのではないでしょうか。
信頼と実績のある通信講座の大手ユーキャン
基本情報
- ITパスポート講座 26,800円(税込)
- 1954年創業
講座の特徴
- 信頼と実績のユーキャン
- ポイント毎に動画で解説
- 本試験形式で模擬試験
信頼と実績のユーキャン
1954年に創業したユーキャンは年商300億円の通信講座大手です。
通信講座の受講数は毎年数万人以上を記録しており、テレビCMなどでも有名であるため、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
大手企業が運用している安心のサポート体制で勉強したい方にはおすすめの講座です。
ポイント毎に動画で解説
この講座では1本の動画が非常に短く設計されており、短時間で重要論点を押さえることができます。
1本3分程度で設計されているこの講座では休み時間や移動時間、ちょっとした待ち時間などにも学習することができ、忙しい社会人でも合間を縫って勉強することができます。
時間がない中でITパスポートに合格したい方にはピッタリの講座ではないでしょうか。
本試験形式で模擬試験
ユーキャンの講座ではITパスポートの本試験形式(CBT方式)にて模擬試験を2回分受けることができます。
CBT方式とは簡単に説明すると試験会場でパソコンで受験する方式ですが、ペーパー試験とは感覚が異なるため、初めて受験する方は少し戸惑ったりするかもしれません。
CBT方式の受験に慣れておけば本番の試験でも十分に実力を発揮することができるでしょう。
安心のサポート無料延長制度を完備たのまな
概要
- ITパスポート試験対策講座 11,000円(税込)
- 1985年創業
講座の特徴
- 無料のサポート期間延長
- 校舎で直接質問できる
- 「初めてでも分かる」を重視
無料のサポート期間延長
たのまなでは仕事などでどうしても受講期間内に講座の受講が完了できない場合にはサポート期間を延長することができます。
長期の出張や繁忙期など会社勤めの方にはどうしても勉強している時間が取れないタイミングがあると思います。
忙しい社会人の方にも安心して受講できるサポート体制となっています。
校舎で直接質問できる
たのまなでは通信講座でありながら近くの校舎で直接講師に質問することができます。
初めて勉強する方は馴染みのない用語や難しい項目、独特の考え方などに不安を感じることも多いでしょう。
他の通信講座ではメールやインターネットフォームが一般的であるため、この点に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
「初めてでも分かる」を重視
テキストは「初学者が読んでも分かる!」をコンセプトに設計されており、初めてでも安心して勉強に取り組むことができます。
図解やイラストなどが豊富に盛り込まれており、文系の学生でも分かりやすいと好評です。
担当講師本人が執筆しているため、講義とテキストの内容がしっかりリンクしており、十分に理解しながら学習することができるでしょう。
おすすめ通学講座
- 資格の大原
- TAC
資格学校の最大手資格の大原
基本情報
- ITパスポート講座(教室通学) 21,700円(税込)
- 1957年創業
講座の特徴
- 資格学校の最大手
- 全国各地に校舎がある
- 個別勉強ブースを完備
資格学校の最大手
資格の大原は資格学校の最大手であり、充実したサポート体制とベテランの講師が揃っています。
60年以上の歴史がある大原ではこれまでのノウハウを培っているため、独自の合格メソッドによって講義やテキスト、学習スケジュールなどが作成されています。
非常に多くの受講生が在籍しているため、切磋琢磨しながら勉強したい方にはおすすめの講座です。
全国各地に校舎がある
大原は全国各地に校舎があり、通勤・通学時に通うことができます。
資格の大原は全国に47ヶ所、大原学園グループ全体では111ヶ所校舎があり、皆さんも見かけたことがあるのではないでしょうか。
自宅や会社・学校の近く校舎がある場合は毎日のタイムスケジュールに加えて習慣化することができるため、挫折しづらくなる効果もあります。
個別勉強ブースを完備
大原の校舎には個別ブースが備えられており、自習に専念することができます。
一席毎に区切られた自習室や講義映像を見ることができる試聴ブースも備えられており、勉強に専念したい方や講義に集中したい方に合わせた環境が用意されています。
講師への個別相談も可能であるため、しっかりとしたサポートを望んでいる方にはピッタリの講座と言えるでしょう。
大原と並ぶ二大資格学校TAC
概要
- ITパスポート教室通学(Webテスト付き) 27,500円(税込)
- 1980年創業
講座の特徴
- 大原と並ぶ二大資格学校
- 忙しい方にはWebフォロー
- 音声講義でどこでも学習
大原と並ぶ二大資格学校
資格の大原とTACはどちらも全国に校舎を構えている資格学校です。
TACでは「これだけやれば合格できる!」というコンセプトで講義やテキストが作成されており、試験傾向を徹底分析した内容が詰め込まれています。
講義やテキストのインプットから過去問や答練などのアウトプットまでしっかり作り込まれているため、効率よく学習することができるでしょう。
忙しい方にはWebフォロー
TACでは教室講義に出席できなくても後でWeb上で講義映像を見ることができます。
教室通学の講座を受講するとTACの講義スケジュールに沿って勉強することになりますが、学校や仕事の都合で出席できない場合もあると思います。
復習の時にも活用することができるため、使い方次第では勉強内容の理解力UPにもつながるでしょう。
音声講義でどこでも学習
講義内容は音声でもダウンロードすることができ、通勤・通学の時間などで復習することができます。
自宅で復習したい方や自習室でもう一度内容を確認したい時など活用できる幅は広く、効率の良い勉強にもつながるでしょう。
時間がない方や短期間で合格したい方には嬉しい制度ではないでしょうか。
講座選びのポイント
- 合格をイメージできる講座か
- 継続して受講できそうか
- 通信講座か通学講座か
合格をイメージできる講座か
ITパスポートの講座には多くの種類があり、どれが自分に合っているか迷ってしまうことでしょう。
そんな時は講座の特徴や概要から「これなら合格できるかも」というイメージを持てるかどうか考えてみてください。それぞれの講座には特徴があり、その講座しかない特徴があることもあります。
また、講座費用が安かったとしても「私にはしっかりとした学習サポートが備わっている方が良い」という方もいるでしょう。サポート体制が充実している講座は比較的高いですが、合格しなかったら元も子もありません。
一つに決めきれない場合は資料請求したりしてみてはいかがでしょうか。
継続して受講できそうか
ITパスポートは情報処理技術者試験の中では入門者向けの資格試験ですが、勉強期間は3ヶ月〜半年程度となり、「この講座自分には合わないかな…」と感じた場合は勉強し続けることが苦痛になってしまうでしょう。
最初の講座選びの時点で少し違和感を感じたり納得せずに選んでしまったりした場合は後悔してしまうことになります。
ITパスポートを合格した後に上位資格である基本情報技術者試験も勉強したいと考えている場合は尚更です。
まずはITパスポートの受験日を確認し、無理のないスケジュールかどうか考えてみましょう。その後各講座の特徴を確認しながら勉強している自分の姿をイメージしてみましょう。
通信講座か通学講座か
通信講座の特徴
- 講座費用が比較的安い
- 勉強する場所を選ばない
- スキマ時間を活用する
- 通学費用や通学時間がない
通学講座の特徴
- 受講生と切磋琢磨できる
- 個別自習室がある
- 直接講師に質問できる
- 講義以外のサポートも充実している
通信講座と通学講座はそれぞれ特徴が大きく異なり、どのポイントを重視するかによってあなたに合っている講座がどれかおのずと決まるでしょう。
その講座がより良いものかという点で見るのではなく、その講座が自分に合っているかという点が重要となります。
まとめ
今回の記事ではおすすめのITパスポート講座をご紹介しました。
先ほどでもご説明しましたが、講座の内容がしっかりしているかではなく、自分に合った講座かどうかで判断すると後悔することが少なくなります。
入門者向けの資格といえどもITパスポートは国家試験です。しっかり無理なく勉強できる講座かどうかイメージしてから選びましょう。
本記事のポイント
- 各講座には特徴がある
- 自分に合っている講座かイメージをする
皆さんが試験に合格することをお祈りしています。