簿記の直前対策について
簿記3級を勉強している皆様、まずはここまで勉強した自分をほめてください。
簿記3級は商工会議所のホームページによると、受験の応募者数が約10万人ですが実際の受験者数が約8万人前後と2万人が受験前に諦めている計算になります。
ということは受験の申し込みをした時点では張り切って勉強していたが、途中で挫折している人が相当数いるということです。
この記事を読んでいただいている読者の方は簿記3級を間近に控えてどのように過ごせばよいか不安の方ではないでしょうか。
筆者も数年前に日商簿記1級を取得した時も試験前は不安になりました。
今回の記事ではそういった読者に向けて、筆者がお勧めする試験直前の過ごし方をご紹介します。
試験の1~2週間前の過ごし方
簿記3級の試験を1~2週間後に控えた方には過去問や予想問題を解き続けることをお勧めします。
苦手分野を克服する時間はまだあります。
また、簿記3級を受験する方の中には時間配分がうまくできず、配点の高い問題を時間が足りずに解ききれなかったというのは非常にもったいないです。
簿記3級は試験時間が120分であり、最も時間がかかる問題は第5問の精算表です。
そして、最も配点が高い問題は第5問の精算表です。
そのため、まずは120分で解ききれるように問題のスピード感に慣れることをお勧めします。
これは過去問や予想問題を時間を図りながら解き、時間の感覚を体に叩き込む必要があります。
試験まで1~2週間あればまだ間に合います。
もしどうしても時間内に問題を解ききれない場合は、第1問→第3問→第5問→第2問→第4問という順番で解いていきましょう。
これだけで得点が上がるはずです。
ちなみにこの順番は配点が高い順番です。
各問題の配点は下記の記事に記載していますので是非ご覧ください。
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簿記3級の試験は何が出やすいの?【問題・試験内容・範囲】
悩む人簿記3級を勉強したいけどどんな問題が出るんだろう? 簿記の勉強を始めるにあたって3級から勉強したいけどどういう問題が出るのかな? シズ今回はこのような方に向けた記事になります。 簿記3級の試験内 ...
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ここで踏ん張ることができれば合格はもう目の前でしょう。
試験の数日前の過ごし方
試験まで数日という方、ここで勉強したことは試験当日まで覚えていることが多いです。
苦手な分野がある方はテキストまで戻って復習しましょう。
ここで押さえておけば本番の試験で出ても対処できます。
また、単純ミスや指定の勘定科目を使用せずにもったいないミスをしている方、過去問や予想問題を自分で解くときに時間が余っても終わりにせず見直しを行ってください。
本番の試験で単純ミスをして点数を落とす方が非常に多いです。
しっかり問題文を読んで回答しましょう。
また、数日前は不安で仕方がないと思います。
ちなみに筆者はリラックスするためにお香を部屋で焚いてました。(火災報知器に気をつけてください)
お香を焚きながら過ごすとかなりリラックスできますよ。
筆者がお勧めするお香のリンクを貼っときます。
筆者は今でもお香を愛用しています。
試験の数日前はどうしても不安になるものですが、自分を信じてしっかり休息を取りましょう。
試験前日・当日の過ごし方
試験の前日はもう悪あがきはやめましょう。
これまで毎日1時間勉強した方は前日も1時間勉強しましょう。
これまでとあまり変えない方がいいです。特別なこともしないでください。
そして、たっぷり休息を取りましょう。
復習は頭の中で行い、テキストを読み込むということはやめましょう。
明日の準備を入念に行い、試験会場へのルートをもう一度確認しましょう。
前日はそれで充分です。
試験当日、試験に臨む心構えとして、見たことがない問題が出ても焦らずにさっさと考えるのをやめて捨ててください。
簿記検定は新しい試験範囲から必ず1問は出ますので、予想問題でも対策できていない問題があればそこに時間をかけることは無駄です。
そこに時間をかけるのであれば配点が高い第3問の試算表や第5問の精算表を解く方が得点できます。
また、時間が余ったら必ず見直しを行いましょう。
特に第1問の仕訳問題はちゃんと指定された勘定科目を使用しているか、漢字間違いをしていないかという目線で見直してください。
第1問は漢字間違い等の単純ミスをするだけで4点も落としてしまいます。
筆者の周りで簿記検定に落ちている人は60点台の方が多かったように思います。
この第1問の仕訳問題で単純ミスをしたために落ちてしまっては笑えません。
必ず見直しをしましょう。
最後に
冒頭でも述べましたが、ここまで勉強を続けてきた自分をまず褒めてください。
どの試験にも言えることかもしれませんが、勉強し続ける精神力と忍耐力を持っているあなたはこの経験をほかの試験勉強や仕事にも活かせます。
何かをやり抜いた経験は何事にも代えることができず、かつ自分に自信をもたらしてくれます。
簿記3級を取得した後に簿記2級や1級を勉強したい方はこの成功体験を活かして突き進んでください。
また、簿記3級を活かして就活や進学をしたいと思っている方、自信をもって面接に臨むことができるはずです。
簿記学校や通信講座を受講したい方はこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
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皆さんが合格することを筆者はお祈りしています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。